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少子高齢化や核家族化が進み、菩提寺と檀家様の関係も昔とは異なる新しいルール作りが必要といわれます。現在、檀家様が考えている菩提寺とのこれからや、菩提寺のイメージ、菩提寺への希望などを参考データから考察してみました。
以下の調査結果グラフは、「仏教に関する実態把握調査(公益財団法人 全日本仏教会、大和証券株式会社)」等の調査結果を元に弊社が作図したものです。詳しくは各データの出展先をご参照ください。
檀家満足度は、「十分」と「やや」を併せて54.4%。「どちらともいえない」が37.2%で、「やや不満」と「かなり不満」を合わせて8.4%でした。
墓参りや盆、彼岸参加者、法事などの減少を考慮すると「どちらともいえない」を「やや満足」へ、「やや満足」を「十分満足」へとステップアップする取り組みが急がれます。
檀家様の菩提寺ご住職への信頼度は「とても信頼」と「やや信頼」を合わせると53.1%。
1)の「菩提寺への満足度」で「十分満足」と「やや満足」の合計54.4%とほぼ同程度です。
一方で、「あまり」と「まったく」を合わせた「信頼していない」派は、わずか10%と少数派でした。
出典:「仏教に関する実態把握調査(2020年度)」(公益財団法人全日本仏教会、大和証券株式会社)
コロナ禍で人と人との交流が希薄になる中、菩提寺からの連絡は、檀家様の心に大きな安らぎをもたらしているようです。
出典:「仏教に関する実態把握調査(2020年度)」(公益財団法人全日本仏教会、大和証券株式会社)
出典:「スマホの利用状況に関するアンケート調査(2019)」( JOYLAB株式会社)
「菩提寺からの連絡があった」は檀家様全体の36.5%。つまり、菩提寺への「満足」層予備軍を同比率で考えた場合、連絡が届いていない「満足」層予備軍は、檀家様全体の63.5%にも達します。
連絡方法は、手紙やハガキ、電話、寺報のお届けなど、いずれもご住職の時間と手間・費用が必要なものが主体です。これらに、広く使われているスマホメールを加えるなど、連絡手段を検討するのも今後の課題ではないでしょうか。
コロナ禍で、人との接触を減らす目的で導入が進んだオンライン化。一部のお寺では、在宅で参加できる寺行事や法事などで導入が始まっています。
オンライン化で檀家様の要望のトップは、予約システム。社会的に進むオンライン化は、お寺様にも喫緊の課題です。
出典:「仏教に関する実態把握調査(2021年度)」(公益財団法人全日本仏教会、大和証券株式会社)
キャッシュレス導入における檀家様の要望には、頻度の高い「墓地管理費」や「護持会費」などがある一方、金額の大きな葬儀や法事での利用でも希望が高まっています。
キャッシュレス化の波は、お寺運営においても今後の大きな潮流といえそうです。